GDMC 執行役員 足立 武士

さて前回は支援開始までとキックオフの具体的な活動内容について解説しました。5S活動の定着による職場環境の改善と人材育成が課題でした。今回からは実際の支援活動について解説します。

 

<具体的な支援活動 その①>
初めに徹底した現状把握を行います。5S活動を導入しようとする企業は沢山ありますが、思うような成果を出せない企業がほとんどです。この一番の原因はチェックシートによる現状把握を行わない点にあります。Adachi_Fig-1

 

今回の支援活動では、足立がサンプルのチェックシートを提供しました。それを使いながら自社流にアレンジしていってもらうことにしています。

チェックシートにはインターネット上にも様々なサンプルがあります。先ずはご自分の会社に相応しいと思われるものを選択し、使いながら改良を加えて行かれるとよいでしょう。

 

さて、こうして入手したチェックシートによる現状評価には以下の目的があります。

①現状の状態を定量的に評価し、活動目標と活動計画を作成する。

目標を持たない活動は継続できません。ゴールの無いマラソンを走ることができないのと同じですね。42.195キロというゴールがあるからペースを考えて走りきることが可能になります。

 

②評価結果を見比べて評価に個人差があることを認識する。

5S活動は全社活動です。従業員が同じ基準で評価できなければ全社活動になりません。このことを理解していない企業が意外と多いのです。

 

Adachi_Fig-2-1図表-2 チェックシート評価結果

「図表-2」が支援企業でチェックシートを用いて評価をした結果です。従業員をグループに分け、同一の対象をグループ単位で評価してもらいました。同じチェックシートを用いていながら、最初はグループの間でかなりのばらつきがあります。

そこで他のグループの結果も見ながら、各グループで結果について話し合い、その結果をまた全体で共有します。この作業を繰り返します。するとグループ間のギャップが小さくなっていきます。全社的に同一の評価基準が形成されて行くのです。

Adachi_Fig-3

 

 

今回は全社活動にするためのポイントを解説しました。次回は整理活動の手順について解説したいと思います。

 

 

 

<第2回終わり>