GDMC 執行役員 足立 武士
(著者ご紹介へのリンク)

前回は清掃活動の事前準備について解説しました。今回は一斉清掃のポイントについて説明したいと思います。

 

<具体的な支援の開始 その⑧>

いよいよ清掃活動の開始です。工場の生産を1日止めて、一斉清掃を行うことになりました。マネージャーに1日で工場内のすべての場所が清掃出来るように、計画作成を依頼しました。これもPDCAのトレーニングです。いろいろな所でスキルアップの仕組みを取り入れながら、人材育成を行うことが重要になります。

 

この会社の従業員の皆さんの良いところは、とても素直でまじめな点です。清掃の目的と仕方を理解した皆さんは、一生懸命清掃活動を実施してくれました。

(図表-1 清掃活動①)

(図表-1 清掃活動①)

(図表-2 清掃活動②)

(図表-2 清掃活動②)

 

(図表-3 清掃活動③)

(図表-3 清掃活動③)

(図表-4 清掃活動④)

(図表-4 清掃活動④)

 

しかし結果的には1日で全ての場所を清掃することができませんでした。マネージャーに、なぜ計画通りにできなかったかを考えてもらい、対応方法を提案するようにお願いしました。結果は、清掃にかかる時間の予測が誤っていたというものでした。今までの実施していた清掃と違い、手間がかかることが判明したのです。そして更に1日清掃のための時間がほしいということになりました。実践的なPDCAの勉強ができました。

 

そして一斉清掃が完了し、とても綺麗な工場の状態ができました。

(図表-5 清掃結果①)

(図表-5 清掃結果①)

(図表-6 清掃結果②)

(図表-6 清掃結果②)

(図表-7 清掃結果③)

(図表-7 清掃結果③)

(図表-8 清掃結果④)

(図表-8 清掃結果④)

今後は毎日汚れの状況をモニタリングして、汚れの度合いを確認し、清掃計画に反映するようにお願いしました。これで綺麗な状態を維持するためのルールが明確になります。

 

さて、2年計画で派遣した邦人社長を日本に帰任させるために支援をしてきましたが、計画を大幅に上回る8ヶ月(5日間の支援を合計4回)で社長の帰任が決定しました。今後は社長が定期的に出張され、工場の運営状態を確認なさっていくことになりました。その際、現地マネージャーに任せることで、さらに彼らのスキルが向上することを狙っています。任せるという事も人材育成では重要なポイントです。

当GDMCは、社長のご出張に合わせて必要な時に支援を行うことになります。

 

次回からは活動を維持させるポイントについて解説したいと思います。

 

<第9回終わり>