㈱グローバル開発経営コンサルタンツ

専務執行役員 中小企業診断士 玉井 政彦

 
1. ブラジル商工会議所を訪ねる
「ブラジル進出のイロハ」も連載第4回目をお届けすることになりました。今回はビジネスに関連するお話を少々させていただきます。筆者は2013年2月20日、サンパウロ市ビジネス中心街の「アベニーダ・パウリスタ通り」に在る「ブラジル日本商工会議所」を訪れました。連載第1回目でお話しした「JICA」プロジェクトの「日系研修に係るグッドプラクティス及びニーズ調査」のブラジル調査団員として同会議所を訪ねました。

 
2. ブラジル日本商工会議所会員企業数、再び増加傾向
平田事務局長によれば、同商工会議所の会員企業数は、2013年2月時点で非日系企業を含めて304、その内、日系進出企業は204とのことでした。同商工会議所は、2010年5月に70周年を迎えたほどの由緒ある団体です。ブラジルが「21世紀の大国」として脚光を浴びていた1975年(昭和50年)、会員総数330(内、日本進出企業数は215)をピークに、ブラジル経済が超インフレの時代を経験するに至ったことから、日本進出企業数は157にまで減少していたのですが、このところ、経済がうまくコントロールされ、インフレ率も安定してきていることもあり、またサッカー・ワールドカップ、リオ・デジャネイロ夏季オリンピック開催に伴う経済発展を期待して、日本企業がブラジルを事業進出先として再認識しつつあるとのことでした。

 
3. ブラジル商工会議所をインターネット検索しよう
平田事務局長は「ブラジル日本商工会議所は、特定の企業に便益を付与することは絶対にしないとの方針で臨んでいる。公共の器として認識している。従い、得た情報は全ての会員企業に公平に通知する。機関紙は作っていない。その代りwebsiteを立ち上げた」とのことでした。読者の皆さんにご関心があれば、インターネット検索(「ブラジル日本商工会議所」)すれば、色々な情報が得られます。例えば、同会議所をどのような団体、企業、個人が訪問しているかが発信されています。筆者らの2月20日訪問の様子も写真入りで掲載(一部、誤記がありますが)されています。

ご参考までに、平田事務局長からお聞きしたドイツとアメリカの商工会議所会員数は次の通りです。ドイツ:ブラジル企業も含めて1,700(内、ドイツ進出企業数は1,400)、アメリカ:ブラジル企業も含めて5,500とのことで、日本の場合とは一桁の違いがあるようです。

<連載第4回おわり>